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ストレスマネジメント

迷惑なほど香水をつけすぎている人について

先日、ある患者さんとの会話の中で、香水の話になりました。

職場の隣の席に、ものすごく香水臭い人がいて、その匂いが嫌でたまらず、とてもストレスがたまっているというお話でした・・

そのことを本人に伝えたい気持ちはあるらしいのですが、どうやら人格的に問題がある人らしく、面倒なことになりそうなのでなかなか言えないとのことでした。

基本的に職場に香水をつけてきてはいけないというルールはありませんし、なかなか難しい問題ですよね・・

しかし、あまりにもきつい匂いは、ある意味では無差別な暴力みたいなものですし、あくまでも職場は仕事をする場所であることを考えると、やはり問題があるのではないかと思います。

とはいえ、なかなか自分では注意しづらいでしょうし、余計なトラブルを抱えることにもなりかねないので、その患者さんには、「上司に掛け合ってみてはどうですか?」
と提案してみました。

匂いが心身に与える影響

具体的なアドバイスとして私がお伝えしたのは、
香水の強烈な匂いのせいで頭痛や吐き気がするなど、具体的な症状を伝えてみることです。

体調が悪くなり、明らかに仕事のパフォーマンスが落ちてしまっていることを伝えれば、多少なりとも責任感がある上司であれば、何か動いてくれるかもしれません。

香水の匂いで体調を崩すなんて大げさだと思うかもしれませんが、そんなことはありません。

心や身体の不調を香りによって改善させるアロマテラピーという自然療法がありますが、そういったセラピーが成立するということは、その反対に、不快な香りが心身に悪影響を与える可能性は十分にあるわけです。

少なくとも仕事のパフォーマンスが下がる可能性はかなり高いと思います。

ですから、自分の心身と仕事を大切にするためにも、上司に掛け合ってみたほうがいいのではないかと個人的には思います。

仮に、上司が何もしてくれなかったとしても、辛い気持ちを伝えるということは、自分を大切にすること=自分の傷ついた心を慰めることにもなりますから、その行為自体に十分意味があるのではないかと思います。

まあ、上司があまりにもポンコツだと難しいかもしれませんが・・

香水をつけすぎている人に対して個人的に感じること

当院の患者さんのほとんどは女性なので、香水をつけてらっしゃる方もいますが、私は不快に感じたことはありません。
それはおそらく、香水をつけている量が「適度」だからだと思います。

つまり、香水自体が悪いわけではなく、あくまでも過剰につけていること、過剰な匂いを振りまいてしまうことが問題なんだと思います。

実は私は、香水をつけすぎている人に会うと、イライラする以上に、ちょっとかわいそうな気がしてしまうことがあります。

そう思う理由は主に二つあるんですが。

第一に、注意してくれるような人がそばにいないのかもしれないな・・と思うからです。

本人としては、特に悪気があるわけではないのでしょうが、一般的に、きつい匂いを嫌がる人は少なくないですし、飲食店のように、明らかに周囲に迷惑になってしまうようなケースもあります。

そんな時に損をするのは、周囲から白い目で見られながらも、それに気付いていない当の本人ですからね・・

本当に仲良くしている友達同士や、信頼関係が構築できているパートナーが近くにいれば、冗談まじりだったとしても「ちょっと香水つけすぎじゃない?」くらいの指摘があってもおかしくないはずです。

第二に、相当無理しながら生きてるんだろうな・・と思ってしまうからです。

個人的な経験からいうと、香水をつけすぎている人は、「ファッションも派手」である傾向がある気がします。

ファッションも香水も「自己表現」です。

そこから読み取れるのは、それだけ過剰に自分のことをアピールするということは、その見た目に反して、実は自己肯定感が低かったり、不安感が大きい人である可能性が高いわけです。

要するに、香水はその人にとって、「弱い自分を守る鎧」のような役割を担っているのではないかと・・

そういう意味で、本当はかなり無理してるんだろうなと思ってしまうわけです・・

そんなわけで、香水をつけすぎている人に会うと、ちょっとかわいそうな気がしてしまうわけですが。

私は普段から、なんらかの問題がある人と出会った時に、できるだけ「この人は、なぜこういう行動をするんだろう?」という視点を持つようにしています。

「なぜだろう?」と観察することで、多少は相手に歩み寄ることができますし、
自分自身もあまり感情的にならずに済むので一石二鳥でラクだからです。

最初から拒絶してしまうと、イライラしてしまって自分が疲れますからね・・

そうならないためにも、自分と全く違った価値観を持っている人に対して「この人は、なぜこういう行動をするんだろう?」と、あえて興味を持って観察してみようと思うわけです。

そういう訓練を継続することで、人を見る目も養えるようになりますし、イライラも少なくなるはずなので結構おすすめです。

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