考え方を変えて固定概念を壊す

「君の言ってることはすべて正しいけど、面白くない」という本質を突いたキャッチコピーについて

「君の言ってることはすべて正しいけど、面白くない」

これは、暇潰しに入った書店の中で、パッと目に入ってきたキャッチコピーです。

なかなか厳しい言葉ではありますが、「本質を突いた言葉」だと思いました。

正論とはなにか?

私は常々、正しさなんてものは、あくまでも個々の考え方によって変化するもので、絶対的な正しさなどあり得ないと思っています。

ですから、「正しさとは何か?」と定義しようとしたところで、杓子定規に辞典を広げて言葉の意味を調べることくらいしかできず、結局は、「それぞれの正しさがある」ということに尽きるだろうと考えています。

ただ、無理矢理にでも、正しさについて考えようとしてみると、それは社会的に見て、「ある程度多くの人が合意できる価値観」でないといけないはずです。

一般常識が備わっている大人であれば、大抵の場合、「納得してしまう」、または「させられてしまうこと」。
それが、正しさの一面と言えるのではないでしょうか。

そして、正しさを論じることを、私たちは文字通り「正論」と言います。

正論は強力な力を持っています。
強制力といってもいいかもしれません。

その理由はおそらく、先ほども触れたように、正論=「多くの人が合意していること」だからでしょう。

「みんなも賛成してるんだぞ!」という後ろ盾があることであれば、自信を持って相手に伝えられますからね。

否定されたとしても、「だって、みんなそう言ってるし」で逃げられますし・・

正論を理論武装の道具として使う人

とは言っても、もちろん正論が悪いと言っているわけではありません。

いろいろと検討した結果、正論に行き着くのであれば、なんの問題も無いと思います。

しかし、私が問題だなと感じるのは、正論を「理論武装の道具」として使用することに慣れてしまっている人たちです。

理論武装としての正論を吐くことに、ある種の快感を持っている人を相手に何か言い返そうとすると、常識がない、大人げないなどと、バッサリ切られる可能性がありますから、常識がある大人になればなるほど、逆に対応が難しくなります。

つまり彼らは、議論せずに相手を論破する(と思い込んでいるだけですが)正論という必殺技を手に入れることになるわけです。

これに味をしめると大変です。

当の本人は、快感かもしれませんが、長期的にはデメリットが大きすぎます。

例えば、正論を語り過ぎると、相手から言い返されなくなるので(面倒くさがられて)、人と議論する機会が激減します。

議論しないと、人の意見を受け入れる柔軟さも減り、頭が固くなります。

固くなった頭では、柔軟な発想など出るわけはありませんから、仕事で優秀な結果を出すことが難しくなります。

しかも、他人の意見を聞かない人というレッテルを張られることで、人間関係にも支障が出るかもしれません。

これは、あくまでも可能性の話ですが、その可能性は決して低くないと思います。

正しいことばかり言う人はつまらない

ということで、冒頭のキャッチコピーに、私が納得してしまった理由がお分かりいただけたでしょうか。

「君の言っていることはすべて正しいけど、面白くない」

つまり、正しいことばかり言っている人は、頭が固く、そんな人のアイデアはつまらくなってしまう可能性が高くなるという話です。

このように、いつも正しくいようとする構えは、素晴らしい心掛けの反面、リスクも伴うものなのです。

ですから、どんなに世間的に正しいとされていることでも、その正しさを行使する時の自分は、どういった立場で、どういった気持ちでそれをするのか?

もしかすると、「正しさを武器に相手を支配したい」だけではないのか?

そういうことを少しでも考えることが、「正しさに溺れない」ための秘訣なのではないかと私は考えています。

最後に、映画やアニメにもなった有川浩さんの「図書館戦争」のセリフを・・

「正論は正しい、だが正論を武器にするやつは正しくない」

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