誰にでも何か新しいことがしたいと思うタイミングはあると思います。
そして多くの場合、そう思う心の奥には、今の自分を「変えたい」という気持ちがあります。
しかし、変わりたいと思う以上に、「変化を怖がる」のも私たち人間の性です。
いくら現状を変えたいとは思っても、何が起こるか分からない未知の世界に踏み込むのを恐れ、今のほうがまだマシなのでは?と、現状を肯定したいと思うのが私たちの本音です・・
変化を怖がっている時には、これからチャレンジしようと思っている物事のデメリットが、不思議なほど沢山浮かんできて、「そっちは危険だ!現状が一番安心だ!」という思いが強くなります。
つまり、変化することから逃げ出すための理由が、沢山浮かんでくるわけです。(それもかなり具体的に)
ですから、変化しようとする時には、「不安やデメリットが浮かんでくるのは当たり前」だということを、理解しておいた方が良いと思います。
なぜなら、実際にそういう状況下に置かれ、逃避する言い訳が沢山浮かんできた時に、「あっ、この不安は、変化の前には必ず現れる例のアレだな」と、冷静になれるからです。
大変という字は、「大きく変わる」と書きます。
大きな変化の前には、それなりの不安や恐怖、しなくてはならない努力などがあるということなんだと思います。
ですから、不安や恐怖をあまり感じなかったり、努力を必要としないような出来事では、あまり人は変化しないのではないでしょうか。
変化を起こす前にビビるのは当然だということを理解しておくと、次の一歩が踏み出しやすくなるはずです。