ストレスマネジメント

たまに調子が出ない時があっても、自分を責めるべきではない理由

前回、調子が悪い時や、やる気が出ない時も、過ごし方によっては「収穫の時期」になり得るという記事の中で、どんな人間にも調子が悪い時があるのは当然だということを書きました。

誰でも頭では分かっていることのはずなんですが、実際、自分の調子が悪くなったりすると、それを素直に認められない人が多い気がします。

いわゆる完璧主義の方、自分を肯定することができない方、他人に助けを求めず、なんでも自分でやらなくては気が済まないタイプの方などに、そういった傾向があるように思います。

調子が悪い時の自分を受け入れられない、大目に見てやれないという心理は、いろいろなリスクを伴うので気をつけたほうが無難です・・

燃費が悪い生き方

第一に、どう考えても、燃費が悪すぎます。

よほどの天才でない限り、良い時と悪い時が、さまざまな周期で繰り返されるわけですから、悪い時の自分にいちいち否定的になり落ち込むのでは、どんどん疲弊していってしまうはずです。

平均寿命が90歳を超える時代がすぐそこまで来ていますからね。
頑なに燃費の悪い生き方を貫いてしまうと、後半の人生で、身体にガタがくるのは目に見えています。

少しでもラクに生きる工夫をしていかないと、長生きはできたとしても、健康なお年寄りにはなれない可能性が高いので、心身ともに、少し力を抜く術を学ぶ必要があるのではないでしょうか。

他人に厳しくなりがち

第二に、自分の調子の悪さを認められない人の多くは、他人にも厳しくなる傾向があります。

無意識的には、自分が無理していることを知っているので、「私は調子が悪い時でもこんなに頑張っているのに!」という心理が働き、「あなたも頑張りなさいよ!」と他人とぶつかってしまうのです。

同じ組織の中でより良い人間関係を築いていきたいと思うのであれば、これは大きなマイナスポイントではないでしょうか。

更にパフォーマンスが落ちる

第三に、調子が悪いことを気にし過ぎるというネガティブな精神状態のせいで、パフォーマンスがさらに落ちてしまいます。

誰もが経験的に知っていることですが、私たちは、精神的に落ち込んでいると、あらゆる物事のパフォーマンスが落ちますからね。

自分で調子が悪いと思っていても、他人はほとんど気にしていない

ということで、調子が悪い時の自分にいちいち否定的になるのは燃費が悪すぎますから、「人間そんなものだ・・」と割り切って受け入れてしまうことをおすすめします。

最後に、自分の調子の悪さを受け入れるのが苦手・・という方に知っておいていただきたいことがあります。

それは、そもそも私たち人間は「自意識過剰な生き物」だということです。

例えば、髪型や服装を変えた次の日、ドキドキしながら人に会ったけれど、他人はそこまで気にしてくれなかったなんて経験は、誰にでもあるのではないでしょうか?

要するに、自分のことを強く意識しているのは「自分だけ」であって、他人はそこまであなたのことを意識していないわけです。

ですから、自分的には調子が悪いと感じていたとしても、世間はそんなことをほとんど気にしていなかったりします。

自分の感覚としては、調子が良い時の半分くらいの力しか発揮できていないと感じるかもしれませんが、そのレベルの仕事を安定的に供給することができれば、周囲からの文句はまず出ないはずです。

なぜなら、他人はあなたのことを全然気にしていないからです(笑)

あまりにも仕事の質が落ちてしまえば、話は別かもしれませんが、調子が悪いなりにできることを探し、こつこつと目の前にある仕事を処理していけば、まず問題は起きないでしょう。

「他人は自分のことなんてほとんど意識していない」ということを理解しておくと、世間体を気にし過ぎることも少なくなり、生きることがラクになるはずです。






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