先日、沖縄旅行から帰ってきました。
国際通りは深夜まで賑やかで、街全体が生きているような印象を受けました。
街のエネルギーに当てられたのか、テンションが高く、とても楽しそうにしている人が多かった気がします。
話は変わりますが、私たち日本人は、「人生を楽しもうとする気持ちが少ない」ように思えます。
旅行先などで、いつもより気分が盛り上がり、アグレッシブに楽しもうとする人は少なくないかもしれませんが、何気ない日常の中ではどうでしょう。
大抵の場合、日々の生活というものは、地味で代わり映えのないものです。
そういった生活の中に、何らかの意味を見出し、味わおうとする意欲を持っているでしょうか?
人生を楽しむという言葉に違和感があるようでしたら、「毎日を大切にする」と言い換えてもいいかもしれません。
あまりにも使い古されていて、恥ずかしいほど手垢まみれの言葉ではありますが、やはり、毎日を大切にするという気持ちは大切だと思います。
毎日を大切にするとはいえ、ストイックになる必要はない
ただ・・
毎日を大切にしましょうと言うと、完璧主義的な人や、言葉の雰囲気に流されやすい人などは、すぐにストイックな方向に進もうとします。
例えば、休みの日に、無理矢理予定を詰め込んだり、過剰な筋トレや食事制限を行うようなことが、毎日を大切にすることだと思い込んでしまいます。
たしかに、そういった努力は自分への投資になることもあるでしょう。
しかし、「毎日努力すべきだ!」「日々を充実させなくては!」と自分を追い込んでストイックな生活を送ったとしても、「結局生きづらさが増すだけ」ではないでしょうか・・
個人的には、毎日を大切にする生き方って、そんなに型にはまった、わざとらしいものではないと思うんですよね。
なんというか、良いことも悪いことも、その日起こった出来事を大切に味わおうとするような生き方のことなんじゃないかなと・・
ちょっと想像してもらいたいんですが、もしも、今日が人生最後の日になるとしたら、みなさんはどう行動しますか?
おそらく、今日起こった出来事を、丁寧に味わおうとする意識が芽生えてくるのではないでしょうか。
そして、大切な人と接する時間、趣味の時間、好物を味わう時間などはもちろん、いつもは全く意識していなかった街の風景や、五感から入ってくる何気ない刺激に対してさえも、なんとなく貴重なものとして認識されるはずです。
では、人生最後の日をストイックに過ごそうとする人は、どれくらいいるでしょう。
おそらく、そんな人はあまりいないですよね。
結局、そういう型にはまった生き方って、なんとなく嘘くさいというか、結局、他人や社会の目を過剰に意識しているだけなのでは・・・と思えてしまいます。
毎日を大切にする生き方っていうのは、おそらくもっと地味なものなんじゃないでしょうか。
それは、代わり映えのない毎日でさえも、できるだけ大切に味わおうとする。
たぶん、そんな感じの生き方のことを言うのではないかと思います。
具体的にどんな生き方なのか知りたい方に、おすすめの教材があります。
この映画を観れば、何気ない毎日を大切にするって、なるほど、そういうことね・・と思えるはずです。
やさしい気持ち、穏やかな気持ちになりたいという方にもおすすめの映画です。