ストレスマネジメント

最悪の選択を避けるためにも知っておきたい人間の最も根元的な欲望とは?

赤ちゃんはよく泣きます。

お腹が空いた時、眠い時、おむつを変えて欲しい時、暑い時や寒い時、寂しい時など、何か不快を感じると、泣くという行為を通じて周囲の大人に「この不快をどうにかしてよ!」とアピールします。

大抵の場合、泣き声は小さく控えめなボリュームから始まり、大人の対応が遅れば遅れるほど、その声はどんどん大きくなっていきます。

不快な状態を解消してもらうためなら、疲れようが声がかすれようが関係なく、一生懸命泣き声でアピールするわけです。

身近で赤ちゃんを見ていると、人間の最も根元的な欲望は「不快を避けようとすること」であることがよくわかります。

私たち人間は、実は想像している以上に「不快感に耐えられない生き物」なんじゃないかと思います。

もしかすると、不快感をそのままにしておくことがあまりにも辛いので、大人になる過程で、できるだけ不快感を感じなくても済むようになる術を無理矢理身につけていくのかもしれません。

例えば、感情を抑圧することで、不快感に対する感受性を鈍くしたり(鈍感になったり)

みんなも我慢しているんだ・・とか、親のため、子どものためだとか・・自分の感情を主張するのは社会人として間違っているとか・・、これも修業だ・・とか。

いろんな方法で自分に嘘をつき、無理やり正当化しながら生きている方も少なくないような気がします。
(無意識にやっていることなので、本人は気付いていないことが多いのですが)

近頃、「世の中には、なんでこんなにも無理してる人が多いのだろう・・」と、よく考えます。

私は十代の後半で既に「できるだけ嫌なことをやらないで済むような生き方をしよう」という人生設計を立てていたほどの怠け者なので・・
(ただ、そう生きるための努力はしてきましたけど)

そんな人間からすると、みんなももう少し不快なことを避ける努力をしたほうがいいのではないかと思うのです。

先日、何かと話題のキングコングの西野さんがブログでこんな記事を書いていました。

キンコン西野、CIO退任!

「社会人として」病

嫌なことは嫌だとはっきり意見し行動する人というと、最近では西野さんのことをイメージする方も増えているはずです。

実際、自分の気持ちに正直になって不快なことを徹底的に避けようとすると、今の時代、西野さんのような生き方は一つのロールモデルになりうるとは思います。

ただ・・彼のように生きることはとても難しいですよね。

西野さんは有名人ですし、世間を賑わす発言や行動の大部分は、エンターテインメントとして見るべきであって、一般人が彼の生き方を理想として参考にしたとしても、十中八九うまくいかないと思うのです。

ですから、私たちは小さいところからコツコツと、不快なことを避ける努力をしていけばいいのではないでしょうか。

例えば

不快な気持ちになるSNS(嫌な友達はブロックする)テレビ番組やネットニュースを見るのをやめる。

満員電車に乗らないで済む方法を考える。

通された席が冷暖房の前だった場合、気分が悪くなりそうであれば遠慮せず店員さんに伝えて席を変えてもらう。

接客の質が悪い担当者を変えてもらう。

電車で近くに不快な態度を取る人がいたら車両を変える。

買ってみたけどあまり気に入らなかった商品を返品してもらう。

嫌いな人との付き合いはやめる。

行きたくない集まりの誘いは断るなど、ちょっと勇気を出せば、誰にでもできる不快を避けるための行動はいくらでもあるはずです。

ちょっと注意して、身近にころがっている避けられるはずの不快感を探してみてはいかがでしょうか。

さて、冒頭でもお伝えしたように、私は赤ちゃんと身近に接するようになって、人間の最も根元的な欲望は「不快を避けようとすること」なのだということに気付きました。

これは赤ちゃん限定というわけではなく、そもそも人間は、不快を避けようとする(不便を便利にしようとする)ことで文明を発達させてきたわけですから、おそらく嫌なことを避けようとするのは「本能的な働き」のはずで、それを我慢するとなると、それは自分たちが想像している以上にストレスになる行為なんじゃないかと思うわけです。

エリートと言われるような人でも、仕事のストレスが原因で自殺という最悪の選択をしてしまう人がいるくらいですからね・・

多くの方が「自殺を考える前に仕事を辞められなかったのだろうか」と思ったはずですが、冷静な判断ができなくなるほど不快な状況だったのでしょうし、そこから脱出したいという思いは、命を絶ってしまってもいいと思えるほど強烈なものだったのかもしれません・・

私たち大人も赤ちゃんを見習って、「もう少し真剣に」不快を避けようとする努力をすべきかもしれません。

少なくとも自殺してしまったり、重い病気になってしまうくらいなら、今すぐ不快なことから逃げ出すべきだと思います。

〇関連記事
忍耐力とは、嫌なことを我慢し続ける力のことではないと思う

プロのカウンセラーやコーチも認める
独自のカウンセリングと


人間にとって最も自然で
本能的に受け入れやすい安全な施術法で


心と身体を同時にケアしてみませんか?

睡眠障害、頭痛、脳疲労、婦人病、冷え
などでお悩みの方や
ストレスをコントロールできるようになりたい方におすすめの整体院です。
整体+カウンセリング→新しい整体院のかたち
手当て整体 菊地屋

ピックアップ記事

  1. ていねいに生きていくということ。これからの時代をどう生きるか

関連記事

  1. ストレスマネジメント

    迷惑なほど香水をつけすぎている人について

    先日、あるクライアントさんとの会話の中で、香水の話になりました。…

  2. ストレスマネジメント

    怒りをコントロールするコツ

    先日の雨の日、家の近くのコンビニに寄った時のことです。会計が終…

  3. ストレスマネジメント

    善意に基づいた行動であっても、想像力が足りなければ、相手を傷つけることがある。

    前回の記事で、過剰に善意の押し売りをしてくる人がいたら、ちょっと注意し…

  4. 人間関係

    人間関係で失敗したくないなら、誰と付き合うかを「損得勘定」で決めるべきだと思う

    私がプライベートの人間関係の中で、意識していることが大まかに2つありま…

  5. ストレスマネジメント

    人間関係のトラブルを激減させるコツ。言葉という道具を信用し過ぎてはいけない

    世の中は言葉で溢れています。今の時点では、情報伝達の手段と…

  6. 考え方を変えて固定概念を壊す

    自分に自信を持てるようになる、遠回りで現実的な方法

    以前の記事で、怒りをコントロールするためには、行動を起こす前に「自分の…

最近の記事

関連サイト

〇手当て整体 菊地屋

 

プロのカウンセラーやコーチも認める独自のカウンセリングと、人間にとって最も自然で、本能的に受け入れやすい安全な施術法で、心と身体を同時にケアしたい方におすすめの整体院。

 

〇半身浴と湯たんぽで冷えとストレスを軽減させるためのブログ

 

さまざまな症状を改善していくための具体的なセルフケアの方法、病気や身体の知識など、「身体面」からライフスタイルを変えていく方法について解説しているブログです。

  1. 人から軽く扱われないために

    物事を多面的に見ることで、生きることが楽になり、頭の回転が速くなる
  2. 人から軽く扱われないために

    特別な能力を持っていない人の戦い方とは。自分の土俵で勝負することの大切さ。
  3. 考え方を変えて固定概念を壊す

    自分を変えたいと思った時、目の前に立ちはだかる恐怖心という壁
  4. ストレスマネジメント

    周囲からどう見られるかを気にし過ぎてしまう方へ。過剰な自意識が、あなたの可能性を…
  5. 人から軽く扱われないために

    小説や映画、アニメ、ドラマ、マンガ・・さまざまな物語に触れることで、人は成長する…
PAGE TOP